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室内犬は爪のチェック!伸びてたら爪切りしようね!

投稿日:2015年1月14日 更新日:

こんにちは!
これまで何度か肉球クリームのお話をしてきましたが、足周りのケアはもちろんそれだけではありません。
今回は誰もが気になる爪切りの話です。

肉球クリームについては以下の記事で触れているのでぜひ読んで下さいね。
冬は必須の肉球ケア。肉球クリームを使おう!
犬の足裏・肉球ケア!毎日お手入れしてあげよう。

爪切り後のさくら

爪切り後のさくら。
非常に機嫌が悪いです…。
「爪切り嫌いなの!」

【爪切りについて】
大型犬や中型犬で頻繁にお散歩に行く子、外飼いの子は歩いているうちに自然と削れるので爪切りをしたことがない子も多いです。
でも、室内飼いでそれほどお散歩が多くない場合、大型犬でも爪切りが必要になってくる場合があります。
なお、小型犬は身体が軽く爪が自然に削れることが少ないので、必須ですよね。

【爪切りをする理由】
爪切りが必要な理由はいくつかありますが、どれもワンコの健康に大きく関わってくるものです。

  • フローリングで滑ってしまう
    室内がフローリングの場合はカチャカチャと音がして、走ったりするとつるーっと滑ってしまう…。そんな光景は日常だと思います。
    これは例えて言うと、スケート場で滑っているようなもので、とてもバランスに気を遣わなければなりません。
    姿勢を崩してしまったり転倒してしまうと、関節に大変負担がかかります。
  • カーペットにひっかかる
    毛足の長いカーペットやループ上になっているものは、ワンコの爪がとても引っかかりやすいです。
    毛足が短いから大丈夫、というわけではないですよ。犬の爪は意外と布地に食い込み、動きづらくなってしまいます。
  • 折れ、割れの危険性がある
    ランでダッシュしていたら爪が割れてしまった、狼爪が折れてしまった…なんて話を時々耳にします。
  • 姿勢や指の位置が悪くなる
    本当は地面に軽く触れる位で維持される爪ですが、ケアをしないとどうしても住環境の影響で長くなって来ます。
    そうするとワンコの指が横に曲がったり、それが嫌で頻繁に姿勢を変えたり、最悪の場合は姿勢が悪くなって関節に大きな負担をかけることもあります。

【爪切りで準備するもの】

  • 犬用の爪切り
    爪切りをする場合は、必ず犬用の爪切りを使用して下さい。大きく二つのタイプに分かれます。
    ■ニッパータイプ
    鋏のかたちをしていて、左右から刃物で爪をカットするものです。ペンチのような感じ。
    小型犬から大型犬まで様々なサイズがある、一般的なものです。
    ■ギロチンタイプ
    何やらちょっと怖い名称ですが、爪を金属の部分に入れて柄を握ると爪がカットされるものです。
    慣れてしまえば使いやすいそうですが、大型犬の場合は爪そのものが入らない場合もあります。
    (これももちろん様々なサイズがあります)
    私はさくらが仔犬の頃からずっとニッパータイプを使用しています。
    さくらはパピーの頃はとても小さい犬だったので、これしか選べなかったという理由もあります。
  • やすり
    爪切りしたそのままの状態で膝に乗ってくるとミミズ腫れができます…。
    大型犬のは床に細かい傷をつけることもあるので、やすりが必要です。
  • 止血剤
    黒や茶の爪の場合は切りすぎて血が出てしまうことがたびたびです。
    その場合は止血剤をつけて、指で5分程度圧迫しておくと、大抵血が止まります。
ニッパー式の爪切り

ニッパー式の極小爪切り。
これとっても小さいので、
結構扱いが難しいんです。

【爪切りしよう!】
フローリングで滑りまくったり、歩くと爪の音がするようになったりしたら、爪切りのサインです。
爪切りする時の姿勢は色々あると思いますが、ちょっと高めの台に乗せると犬は緊張して多少落ち着いてくれるようです。

爪切りの最初にまず、最初にワンコにご褒美を上げ手下さい。
爪切り嫌いなワンコは多く、好きな子の方が少ないので、最初におやつをあげてその気にさせておきます。
さて、それでは爪切りをしましょう…。

  1. しっかり保定する
    これからの作業は大変暴れる可能性がありますので、一人の場合は脇の下から上半身全体を使って保定します。
    大型犬、中型犬の場合はできれば二人掛かりでやりましょう。暴れられると人間の力では抑えられません。
  2. 良い子だねー、と褒めながら爪をプチっと。
    いきなり目の前に爪切りを出されるとびっくりする場合がありますので、できれば後ろ足から行いましょう。
    どの位切るかの目安などが色々ありますが、実際に切り出すと観察している余裕はありません。
    また、いきなり短くばっさりやると出血し、ワンコがとても痛い思いをすることがあります。
    爪切りはちょっとずつ時間をかけて、でも迅速に行いましょう。
  3. 切ったらご褒美をあげる
    爪切りはワンコが大っ嫌いなお手入れの代表格です。なので、通常のお手入れよりもご褒美の頻度を多くしましょう。
  4. 暴れたら優しい声でしっかり保定
    知りうる限りのほとんどのワンコが、爪切りは嫌で暴れまくります。うちのさくらもそうです。
    「怖くないねー(笑)」と優しい声をかけながら、でも逃げられないようにしっかりと保定しましょう。

上記、1〜4を繰り返して、全部やります!
前脚と後脚をいっぺんにやると飼い主も大変疲れてしまうので、別な日に行うことも良いです。
ただその場合、ワンコが嫌な思いをする日が増えてしまいますが…。

最後にヤスリがけをしますが、すでにこの時点で大抵のワンコは足を触られるだけでも嫌なので簡単に。
力を入れてごりごりやると嫌がる子もいるので、表面のささくれを取るような感じで優しく行って下さい。

【無理な場合はサロンへGO!】
飼い主の爪切りは無理でも、なぜかサロンでは大人しくやらせてくれるというワンコは結構います。
サロンのスタッフは練習を重ねてプロの技術を身につけているので、よく考えると不思議でも何でもありませんよね。
私は基本的に「愛犬のケアはできるだけする」派なのですが「爪切りだけはサロンのほうがいいかも」とも思っています。
よほどのことがない限りは短時間で終わりますし、大した金額でもありません。
ワンコの健康と飼い主さんの心労、そして信頼関係を傷つけないためにも…ワンコの個性を見極めて検討して下さいね。

爪切り後のさくらの足

爪切り後の前脚の爪。
傷みを感じさせないよう
若干長めにカットします。
そのかわり頻繁にケアします。

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