今回は、ワンちゃんの飼育場所についてお話させて頂きます。
皆さんの愛犬は、どんな場所で暮らしていますか?
ワンちゃんも、犬種によって、暑さに強かったり、寒さに弱かったり、どうしてあげるのがいいのでしょうか。
まず、暑さに比較的強い犬種
○ファラオハウンド
野うさぎなどの狩りをしていた犬種だそうで、「原始犬」の代表格で、30000年前から容姿が殆んど変わっていないそうです。寒い場所より暖かい場所が得意な犬種だそうです。
○ジャックラッセルテリア
一年中狩りが出来るように、改良されたそうで、暑さにも寒さにも比較的強いそうです。
○オーストラリアンキャトルドッグ
オーストラリアの暑い気候と荒れた土地でも長時間移動できる体力を持っているそうです。
○柴犬
日本犬の柴犬は、モフモフの毛が暑い夏になると抜け代わり、薄くなることで体温調節出来るようになっており、日本の気候に合った体質になっているのでしょうね。
○ダルメシアン
足が長く、地面から距離があるからでしょうか、暑さには比較的強いようです。
○バセンジー
もともと、中央アフリカ原産のためか、暖かいところが得意なようです。
○ローデシアンリッジバック
南アフリカ原産で、ライオンやゾウなどの獣猟犬として狩りに同行したり、猛獣から守ってもらうように番犬として飼われていたそうです。
やはり、暑い地域出身のためなのでしょうか、暑さには比較的強いそうです。
○プルアラブ
暑いオーストラリア出身野ワンちゃんです。
強靱で暑さに強い犬を産み出すために、交配させたそうで、イングリッシュ・グレイハウンド、イングリッシュ・ポインター、ブルテリアを合わせているとのことです。
グレイハウンドの体、ブルテリアの顔、イングリッシュ・ポインターの性格をしていると言われる大型犬です。
イノシシ狩りなどの狩猟犬、牧畜犬として使役されています。
上記のワンちゃん達は、暑さに強いと言われる犬種ですが、ワンちゃんは、人間よりも暑さや湿気にとても弱いものです。汗をかいて体温調節が出来ないので、下を出して、ハアハアして、体を冷やそうとしているのです。
反対に、暑さに弱い犬種もいます。どんなワンちゃんなのでしょうか。
●暑さに極端に弱い犬種
「はなぺちゃ犬」
はなぺちゃの犬種は、鼻先が短くて、他の犬種よりも体温を下げることが苦手です。室内でも熱中症になることもあるので、注意が必要です。
○ブルドッグ
○フレンチブルドッグ
○シーズー
○パグ
○狆
○ペキニーズ
「ダブルコートのモフモフ犬」
ダブルコートの犬種は、もちろん、体毛が少ないシングルコートの犬種より、モフモフと分厚い毛皮を着ているようなものなので、暑いはずですよね。
いつでも、沢山の新鮮なお水を用意してあげましょうね。
○ゴールデンリトリーバー
○シェルティー(シェットランドシープドック)
○アメリカンコッカースパニエル
「足が短くて、地面に近い犬種」
これは、言わずもがな、地面の温度は空中よりもずっとずっと高いのですが、その暑い地面に近い者ほど暑さに近いわけですから、かなりシンドイですよね。
気温が多少低いと思っても、地面の温度は高い上に、温度が下がりづらいので、お散歩に行く時間には要注意です!
たまに、真夏の暑い昼間に、ワンちゃんをお散歩させてる方を見かけると、「あなたも、靴を脱いで歩いてみて」と、言いたくなります。
熱したフライパンの上を歩かせられるようなものなので、せめて、自分で地面を触って確かめてみてから、お散歩させるか決めて欲しいものです。
○ダッククフンド
○コーギー
○バセットハウンド
「ダブルコートで、ロングヘアーの犬種」
分厚い毛皮の上に、更に分厚いストールを巻き付けているような、可愛いモフモフちゃん。
ツヤツヤと綺麗なロングヘアーですが、これがまた、絶対暑いはず!
温度と湿度に注意してあげてくださいね。
○ゴールデンリトリーバー
○シェルティー(シェットランドシープドック)
○アメリカンコッカースパニエル
「寒い地域出身の犬種」
寒い所出身のワンちゃんが、暑さに弱いのは当たり前ですよね。
寒い地域に順応するように、最高のモフモフと着て、大きな体なのですから、暑い地域では、暮らしにくいでしょうね。
過ごしやすい環境を心がけてあげてくだいね。
○セントバーナード
○グレートピレニーズ
○シベリアンハスキー
日本の気候は、年々温暖化してきており、亜熱帯かと思うような夏になってしまいました。
なので、昔は、番犬として外で暮らしていたワンちゃんにとって、今の日本の夏は地獄です。
犬小屋があっても、湿気がムンムンとして、それが地表からモヤモヤ上がって来るので、考えただけでも蒸し風呂のように暑いはずです、おまけに熱伝導の良い、器にお水を入れていても、飲もうとしたら、熱湯になっているかもしれません!
それほど、日本の夏の外は、過酷になってしまいました。
なので、出来れば、室内に入れ、温度と湿度が適温になっている場所で暮らさせてあげて欲しいです。
また、最近は、ワンちゃん用品も便利になり
○冷え冷えマット
○クールネック
○クールウェア
など、ワンちゃん用の冷え冷えグッズも沢山販売されています。
人間でも、熱中症になるのですから、それより体温調節が出来ないワンちゃんは体調を崩してしまいます。
今回は、猛暑の日本の環境を中心にワンちゃんが、暑さに弱いというお話をさせて頂きましたが、飼育する環境としては、出来れば、暑さ寒さを防げる快適な環境で過ごさせてあげたいですね。