こんにちは!東京では桜も散って、春真っ盛りの季節です。毎年この季節になると目立つ、犬のある行動があります。
「いつまで食べてるのー?」そう、草を食べる行為です。我が家の近くの河川敷は自然が豊かで、この時期は特に柔らかい緑の葉っぱで覆い尽くされます。
その草を食べるワンコが多いのなんの!
【犬が草を食べる理由って?】
「犬が草を食べるのは胃がムカムカしてる、胸焼けしてるから」って昔から言われて来ました。
実際に胸焼けしてるみたいで、食べては吐き出す子も一部にはいますね。そうやって、毒素を体外に出そうとしているようです。
でも獣医さんに聞いたところ(私は何でも獣医さんに質問します…)、やはりそれだけではないようです。
「暇だからとか目の前にたまたまあったから、ちょっと食べてみたらおいしかった、っていう子は多いですよ!」
犬が草を食べる?草食動物でもないのに?って、一瞬不思議に思いますよね。
もちろん犬は狼と同じ祖先を持っていて、もともと肉食動物でした。
でも人間と一緒に生活するようになって1万年〜3万年も経過し、人間と同じものを食べる(かつてはずっと人間の残飯を食べていました)ようになって、犬は雑食に近い食性を持つようになったと言われています。
例えば野菜を日常的に食べているワンコ。フードのトッピングに刻み野菜を入れる人多いですよね?手作りフードの方はほとんどと言っていいほど、毎食野菜を入れていると思います。
歯触りの良いキャベツ、甘い果物が好きな犬も多いと思います。
これは確実に「野菜などをおいしいと思っている」証拠だと思います。
【草を食べる犬はどんな犬?】
我が家のさくらはミニチュアピンシャー×チワワmix。草が本当に好きで、お散歩中は必ず食べます。
そして、お友達のラブラドールレトリバーちゃん、パパとのお散歩中に草をバリバリ食べていました。
別のお友達のビーグルちゃんは木から直接枝をバリバリ…と、犬種やサイズはあまり関係ないようです。
同じ犬種でも食べる犬と食べない犬がいますし、普段野菜を食べている子も食べていない子も関係ないようです。
でも共通しているのは「頻繁に長時間お散歩に行っている子」「お散歩が好きな子」だと思います。
あまり外に出なくて、お散歩中に緊張してしまうようなワンコには、このような行動はあまり見られませんでした。
【食べる草はどんなの?】
一番多くて有名なのは「イネ科」の植物。空き地などにたくさん生えている、細長くてツンツンした葉っぱがそうです。
これを大抵の子は好んで食べるのですが、うちのさくらは違いました。
さくらが普段好んで食べるのは「クローバーの葉っぱ」「芝生の根っこ」…特に根っこは歯ごたえがあってとても噛み心地が良いようです。
そして今一番食べるのが、河川敷に咲いている「菜の花」の葉っぱ。私もちょっとちぎって食べてみました。
これが柔らかくてとっても良い香りなんですね!さすがアブラナ科の植物はたくさん野菜になっているだけあります。
また、河川敷には上流の畑から流れ着いた様々な野菜も生えていて、今の時期は本当に豊かなサラダバーの状態です。
【草を食べるときの注意点】
草を食べさせていいか、やめさせるか。…本当だったらやめさせた方がいいのかなと、実は思っています。
理由は犬の身体に害を及ぼす可能性があるからと、犬の行動抑制のためなどです。
- 除草剤、農薬などが撒かれている
- 水仙などの毒性のある植物が生えている
- アクの強い樹液を出す樹木が多い
- 草を食べさせると拾い食いの癖がつきやすい
うちは、さくらのお散歩中の楽しいイベントとして、ある程度は許していますが、あまり草に集中し始めたらやめさせるようにしています。
またお出かけ先などでは草を食べさせないなど「飼い主の許可と管理の元に食べられるんだ」ということをさくらに認識してもらっています。
だからこそ、ワンコも安心して食べられるのかもしれませんよ!
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