今朝、4時ごろですが、うちの犬が突然吐きました。
前に病気をして手術した後、体調の変化に気付かないと後悔するかと思い、一緒の部屋で眠っています。
これも私の「トラウマ」になっているのですが。
平日の私の起床時間は5時ごろなので、ちょっと早いかな~という時間でした。
突然「ウオっ ウオっ」というこゆきの声で目が覚めました。
吐いたものをよくみたところ、前夜のごはんに食べさせたドッグフードに混ぜた、茹でたじゃがいもとニンジンが2~3個そのままになっていました。
幸い、ドライのフードは、吐いていませんでした。
じゃがいもとニンジンは、切った時にいつもより少し大きめだったのです。
慣れてきたので、消化するだろうと思って少し大きめにしてみました。
0.5センチくらいの角切りなので、大丈夫だと思いこんでいたところ、よく咬まずに飲み込んでいたようでした。
先輩犬も亡くなってしまったので、誰にも邪魔されずに横取りもされずに食べられるのですが、いつも早く食べてしまいます。
これも、本で調べたところ、オオカミから進化した犬の習性で「早く食べてしまおう」ということのようです。
こゆきは、自分のふとんの上ではなく、少し外れたバスタオルの上で吐いていました。
犬もきれい好きと言いますね、自分の寝床には排せつしたり、吐くということはしないものです。
嘔吐物の中のものによって、病気かも?ということが頭をよぎったので、バスタオルを洗う時に注意して確認しました。
全体が黄色の液体で、その中に消化されなかった、じゃがいもとニンジンが入っていました。
【異常がない場合】
黄色の液体は胆汁で、胃の中に排出され、消化を助けるものです。
胆汁ということで、一安心しました。
こゆきは、小さなころから良く吐く犬です。
散歩から帰った直後、散歩の途中、ごはんを食べた直後など時間も場所もまちまちです。
そのため、病院でアレルギー皮膚炎の診察の時に聞いていました。
「よく吐く犬とあまり吐かない犬があるので、心配はいらない」ということでした。
「吐いたものの中身によって病気かどうか、判断してください」とのこと。
こゆきの場合、食後吐いた場合は「早食いが原因」ということでした。
最近では、早食い防止用の食器も出ているようなので、さっそく試してみたいと思います。
また、散歩の後、途中では透明な泡だけの液体の中に、葉っぱが混じっている時もあります。
葉を食べてよく吐くという近所の犬もいました。
葉先の鋭い葉のようです。
胃の中の異物(飲み込んだ毛など)を出すために、とがった葉を故意に食べて吐きだすという理由です。
これも、こゆきには該当しました。
こゆきは、シャワーで濡れた毛をなめて乾かすという習性があります。
そのため、ネコのように毛玉がおなかの中にできている場合があるそうです。
便の中に毛が混じっていることもあり、胃の中の毛を吐き出すという理由でも異常ではないとのこと、納得しました。
散歩に行く時間は、食前がほとんどなので、空腹のために吐くということもあるようです。
私達人間でも、当てはまりますね、空腹で気持ちが悪くなったり、車に酔うということもあります。
【異常な場合とは】
・吐いたものに血が混じっている場合→胃や腸に腫瘍ができているか潰瘍の可能性がある
・コーヒー色や茶色の液体を吐いた場合→これも腫瘍や潰瘍で出血した血が茶色に変化したもの
・吐いた物の匂いが便の匂いがする場合→腸閉塞を起こしていて便が逆流していることがある
・食べ物以外の小さな物が混じっている場合→プラスチック片やピアスなどのアクセサリーなどを誤飲した場合です。
近所の犬が、子供のおもちゃを飲み込んで胃の中に留まってふさいでしまったということも聞きました。
レントゲンで発見され、手術したという話です。
・嘔吐と同時に下痢をしたり、発熱がある場合→他の病気が原因のこともある
・1日に何度となく繰り返して吐く場合→除草剤など毒性の物を食べてしまったり、ウィルスの感染症ということもある
・おなかを触ると痛い様子、体を丸めたまま動かない場合→腹痛がある
・吐いた後ぐったりしている場合→間違ってチョコや玉ねぎなどを食べた可能性もある
このようなケースでは、ワンちゃんの体に異変が起きているということなので、すぐに病院で診察を受けることが必要です。
しろうとが見ても、明らかに異常なサインですね。
【でも過信してはいけない嘔吐という症状】
ワンちゃんが吐いた時、飼い主の私達は慌ててしまいがちですが、冷静に嘔吐物の中を確認しなければいけないと思います。
病院で診察した時に医師からよく聞かれること、「吐いたものにどんなものが入っていましたか?」です。
できれば、吐いたものを持参してくださいと言われる時があります。
色・物・匂いなどから、判断するそうです。
ほとんどの場合では、こゆきのように毛玉や異物を吐きだす場合、消化できなくて吐く場合のようですが、医師によると吐いた後、数日は体調を観察した方がよいとのことでした。
「いつものことだから、また吐いたけど大丈夫」と過信すると病気のサインを見逃すというケースが一番怖いそうです。
「診察が、あと2~3時間遅れていたら危なかった」というケースが多いのも事実のようです。
犬は、言葉で体調の善し悪しを伝えられません、飼い主の私達が通常の犬の体調を把握して、少しでも「異常かな?と思った時」を見逃さないようにしなければと改めて思いました。
犬との幸せな生活を大切にしたいと思います。