昨日の朝の最低気温は-0.2℃、そして今朝も0℃です。
昨日から雪が舞っていた状態でしたが、今朝までに2センチほどの積雪になっていました。
こうなると、大喜びするのはワンコだけ。
もう今朝早くから散歩に行きたくて仕方がない様子です。
2センチでは、溶けてしまうのでは? と思いいつもより早めに散歩に出ました。
玄関の階段も、私が滑るくらいの速さで降りて行きます。
久しぶりの雪の感触!!! 懐かしそうに走りまわっていました。
でも、雨の日の散歩は大嫌いなのに「雪」となると、こんなに喜ぶのか犬の不思議なところですよね。
【犬が雪を喜ぶワケ】
それは、祖先がオオカミという野生時代からの本能のようですね。
また、一説によると雪の降らない地域ではあまり経験することのない雪という白いふわふわした物体、それが空から降ってくるというハプニングが楽しいという説もあるようです。
いつものアスファルトの路面を歩く、いつもの散歩コースとは一味違ったものがあるのでしょうか。
ネコと違い犬の方が寒さに強いという点も理由かもしれません。
犬は、嬉しい・悲しい・寂しいといった感情を持ってそれを表すことができます。
散歩に出かけるよ、というとジャンプしませんか?
ごはんの準備をしている時も、そばでジャンプしたり嬉しそうな声を出していませんか?
雪のふわふわとした感触と走っても痛くない公園の砂利、犬にとっては新鮮で嬉しいのでしょう。
【寒さと雪に強い犬だけど、散歩の時は注意も必要】
犬の種類によって寒さに強い犬、弱い犬がいます。
それは、被毛が二重構造となっているダブルコートの犬と、南国が原産となっているシングルコートの犬がいるからです。
ダブルコートの犬は、北方地域が原産のため防寒対策として、毛の間の密度が濃く上層の毛が濡れても皮膚に近い中の毛まで水が浸透しません。
皮膚が濡れることもなく、体温を奪われることも少ないからです。
また、ダブルコートの犬は、防寒のため皮下脂肪も厚くなっています。
例えば、ダブルコートでは、ボーダーコリー・シェットランドシープドッグ・レトリバー・秋田犬・柴犬などです。
この種類の犬では、散歩に出る時には軽いセーターなどでも十分かもしれませんね。
それと比較するとシングルコートの犬は、皮膚に寒さが届いてしまうので、厚手のダウンが入ったような衣服を着せた方がよいでしょう。
例として、チワワ・シーズー・マルチーズなどです。
【散歩の後の注意点として】
雪の降る日の散歩は、カロリーを多く消費します。
ご飯は、いつもよりカロリーの高いものをあげてください。
きっと体が温まります。
また、濡れた毛は十分に拭きとって体温の低下を防ぐことも必要ですね。
まだ雪の散歩に慣れていない犬は、最初は短時間で切り上げ、徐々に長く伸ばすと嫌がることはなくなります。
当然ですが、仔犬と老犬は雪の散歩は避けた方が賢明です。
犬は、散歩の途中で雪を食べませんか?
きれいな雪なら無害のようです。
また1~2回食べるくらいなら、野生の本能からの水分補給と考えられます。
でもあまり沢山の量を食べる場合は、喉が渇くという症状なので糖尿病の可能性もあるとの病院の話です。
積もった雪の中には、融雪剤も入っていることがあります。
塩化カルシウムが入っているので、歩いてきた肉球が一番被害を受けてしまい、軽度の火傷という炎症を起こすことがあります。
また、寒さで肉球のひび割れ、シモヤケを発症します。
散歩から帰ったら、浴室で肉球と指の間をお湯で良く洗い流すとよいでしょう。
付着した融雪剤も洗い落とせるでしょうし、冷たくなった肉球には温風を当てるより温かいお湯に浸す方が効果があります。
私達も外から帰り、冷たい手を温めるには、お湯に浸す方が効果があるのと同じです。
前日に降って、溶けた雪の上に新雪が積もると、私達は滑ってしまいます。
私も去年、このことが原因で転んでしまった経験者ですから(笑)。
歩くときは、不格好ですが、かかとに重心をかけず、爪先から小股で歩くことが大切です。
近くにスキー場のような、ドッグランでもあれば、ふわふわの新雪の中を思いっきり走らせたいなぁあ~と思います。
まるで墨絵のようできれいでした。