今朝から雪が降っています。
積雪は1センチほどなので、大雪の地方のひとたちから怒られてしまうほどですが、この辺りでは渋滞・電車は遅れるなど大混乱でした。
ちょうど通勤・通学の時間帯で、除雪車や融雪剤の散布車も間に合わなかったようですね。
朝の散歩では、大喜びで雪につっこんで鼻に雪をのせて歩いていました。
本当に雪が好きなんですね。
【犬が雪を好きなワケ】
公園の砂利の上にも雪が積もりました。
といっても、ほんの1センチくらいわずかな積雪ですが。
それでも雪のない砂利と雪の積もった砂利では、雪の積もっている時の方がはしゃぎ方がちがっています。
雪がクッションの役割を果たして走っても柔らかくて心地よいのかと思っていました。
そして雪の上ではジャンプしても走っても脚が汚れないから平気なのかな、なんて。
でもこれは、私達人間が自分の飼い犬に感情をこめて、この犬の気持ちになりきろうとして感じたこと。
本当は違うのかもしれませんね。
ある人の話では、犬という動物は、ハプニングが大好きだからと言っていました。
毎日決まった時間に食事、散歩、お昼寝の繰り返しでは犬も退屈かもしれません。
【科学的な根拠とは】
感情を抜きにして冷静に考えてみたところ、ある学者の説では、雪は通常の生活とは異質なもので、雪のない状態と比較すると、あらゆる環境を変化させているのだそうです。
視力は弱い犬ですが、犬なりの視界で見ても一面の白い銀世界となり、他の犬のマーキングの匂い、歩く足音も変化しています。
雪が積もって路面を覆った時は、また別世界のように思えてきます。
大げさかもしれませんが、未知の世界のようなんです。
これは、小さな子供たちが雪が降って興奮するのと同じことのようです。
犬も、子供のようにはしゃいでいるというわけです。
確かに、「走ろうよ」とせがまれて走ってみると、顔は嬉しそうな楽しそうな顔つきですよ、
飼い主と一緒に、橋とるだけでも幸せなのかもしれませんね。
【雪を食べても大丈夫】
よく散歩の途中で、自分の犬、あるいは一生に散歩している犬が、雪をパクリと食べたことはありませんか?
は市せめて雪の中の散歩の時には、驚いてしまいました。
医師に尋ねてみると、きれいな雪で少量なら大丈夫との答えでした。
これもオオカミの時代からのなごりと言われています。
野生のオオカミは、喉が乾けば水分補給しなければなりません。
水飲み場に行くことが難しい時には、表面ではなく中のキレイな雪を食べて水分を補います。
【雪道散歩の後のお手入れ】
雪の降った時には、道路に融雪剤がまかれていることが多いものです。
そのまま家の中に入れることは、危険です。
融雪剤の成分は「塩」ですから、肉球に炎症を起こします。
冷たい路面を歩けば、シモヤケにもなることでしょう。
予防する意味から、犬用ブーツ・靴下なども売られるようになってきました。
また肉球を保護・ひびやあかぎれから守るためにオイルなども売られています。
肉球についた融雪剤などをしっかり落とすように洗いましょう。
ブーツや靴下は、急に使用するとなかなか慣れなくて難しいものです。
犬の大きさ、肉球の形によって合わせることも困難なようです。
散歩から帰った後、手足を洗ってよく乾燥させた後に、オイルで肉球をマッサージしてあげることも大切ですね。
【雪の散歩での注意】
雨の散歩には、レインコートですが、雪となると洋服を着せない飼い主さんも多いものです。
雪で濡れてしまうから、溶けたところを通ると跳ね上がった泥で汚れてしまうなどなど、理由はさまざまでした。
でも雪の中で遊んでいると、雪が玉のようになって毛にまとわりついてきます。
お湯を少しずつかけて雪玉を溶かすしかないのですが、負担になるようです。
それを防ぐという意味で、洋服を着せるという方法が良いでしょう。
そして、とても大切なこと、それは飼い主さんが転ばない、引っ張られないということです。
犬にとって玄関から出たとたん、白い楽しい世界が見えているので、嬉しくてジャンプしたり、走りだしたりするかもしれません。
いくら犬といえども引っ張る力は相当強いものです。
油断すると、飼い主さんが滑るという危険性もあります。
私も、一昨年ですが、ひっぱられて転んでいます(恥)
皆さんも気を付けて愛犬と一緒に楽しんでくださいね。