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犬の祖先はオオカミ! 基本は「肉食」です
「野菜なんて食べないぜ」
最近では、手作りフードに野菜を混ぜたり、余った野菜の切れ端を与えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし、犬は基本的には肉食ですので動物性のたんぱく質を餌として与えるのが一番良いのですが、
食欲がない場合や暑い日にはフルーツなどを好んで食べる犬もいます。時にはオヤツ代わりにあげている飼い主さんもいますね♪
今回は犬に与えても良い果物、野菜があるのかどうかを紹介します!
与えても良い果物は?
りんご
身近な果物で人気のりんご。
腸内環境を整えてくれる作用があります。
また、食物繊維が豊富なため、便秘解消にも効果的です。
バナナ
果物の王様と呼ばれるバナナ。
整腸作用があるため、りんご同様便秘解消に効果的です。
また、高血圧予防にも。
ブルーベリー
目に良いという事で、人間にも人気なブルーベリー。
抗酸化作用で犬の老化防止にも良いとされています。
スイカ(種が沢山あるので注意しましょう)
夏になると食べたくなるスイカにはカリウムやリコピンが豊富です。
カリウムはには疲労回復や塩分の排出効果があります。
リコピンにはなんとがん予防にも!
トマトよりスイカの方が意外と多く含まれているんです。
イチゴ
甘酸っぱくておいしいイチゴには、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには体の免疫力を高めてくれる効果があるとされています。
梨
秋になると美味しくなる梨。
なんと水分量が90%!水分補給に一口あげるのも良さそうですね。
などなど…。
意外と沢山の種類の果物を食べられるんですね!
しかし注意したいのが果物の皮や種、茎の部分です。
果物の皮や種は、消化に悪く、犬の消化器系に良くない為、
必ず取り除くようにしましょう!
与えてはいけない果物は?
犬にも与えて良い果物を紹介しましたが、お次は与えてはいけない果物を紹介します。
犬を飼うにあたって必ず頭に入れておきましょう。
ぶどう レーズン
犬にぶどう、レーズンは絶対にNGです!
急性腎不全になる事があり、嘔吐や多尿、下痢などの症状が現れます。
最悪の場合死に至るケースもあります。
アボカド
人間の女性には大人気のアボカド。一見身体に良さそうですが、
犬にはNGなんです。 アボカドには「ぺルジン」という成分が含まれており、
この成分によって中毒症状を引き起こす事があります。
食べても平気な子もいますが、もしもの事を考え与えない方が良いでしょう。
いちじく
いちじくにはプソラレンやフィカインなどという有毒物質が多く含まれています。
糖分も多い為、犬には与えないようにしましょう。
柑橘系は与えてもいいの?
柑橘系の果物は与えてはダメ!というイメージを持っている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
実は、柑橘系が必ずダメ!!という訳ではないんです。
例えばみかんにはビタミンCがたっぷり含まれていますし、水分もたっぷりなので
夏の暑い時期、水分補給に使えます。
しかし、犬は「柑橘系の匂い」が苦手な子が多く、食べてくれない子もいます。
そんな時は無理やり食べさせるような事はしないで下さいね。
また、レモンなど刺激が強い柑橘系は与えない方が良いでしょう。
「ぼくも食べたいな~」
果物は、皮や種に注意すれば飼い主と一緒に食べられるオヤツになりますね。
ただ、アレルギーを持っている犬には無理して食べさせないようにしましょう。
犬用のオヤツでも充分喜んでくれますよ!
さて次は、犬に与えても良い野菜を紹介します。
キャベツ
キャベツには食物繊維が豊富です。さっと茹でて食べやすくし
与えるのが良いでしょう。便秘予防にも効果があります。
しかし食べ過ぎると甲状腺が腫れてしまう可能性もあるので、あげすぎには注意しましょう。
にんじん
にんじんには、人間にも嬉しいβカロテンが含まれています。
すりおろしてご飯の上にかけてあげたり、手作りおやつの生地の中に入れてあげたりすると喜びますよ。
さつまいも
とても甘くて美味しいですよね! 秋になると食べたくなります。
さつまいもには食物繊維が豊富なので便秘な犬にはおすすめです。
しかしカロリーが高いため、ダイエット中の犬には与えないようにしましょう。
きゅうり
水分が多いので、水分補給に最適です。
スティック状にしてオヤツ代わりにあげるのも良いでしょう。
しかしカリウムが多いので、犬の体調を診て与えましょう。
与えてはいけない野菜は?
犬の手作りフードに活用できる野菜は便利ですよね。
ただ、糖分を多く含む野菜は程々に与えましょう。
次は、与えてはいけない野菜を紹介します。
玉ねぎ ネギ ニラ
これは犬が食べてはいけない事で有名な野菜ですよね。
これらのネギ類は貧血や下痢、痙攣など中毒症状を引き起こす野菜で、
犬にとっては非常に危険です。間違っても与えないようにしましょう。
ぎんなん
人間でも好き嫌いが分かれるぎんなん。
ぎんなんには「アルカロイド」が含まれるため、与えてはいけません。
嘔吐や下痢、痙攣、呼吸困難などを引き起こします。
いかがでしたか、犬は人間と違い、食べてはいけないものが沢山あるんですね。
紹介した野菜や果物以外にも、まだまだ危険な食品は沢山あります。
また、犬個体それぞれの体質も違います。 「この子が大丈夫ならこの子も大丈夫!」という訳ではありません。
「一口だけなら…」と、あげてしまう前に必ず調べるようにしましょう。
もし誤って食べてしまった場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう!